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札幌のデザインマネジメント会社社長のブログです。

川端康成『古都』より

Youtubeでのバイラルマーケティングの仕掛け

techcrunchに、バイラル動画マーケティング会社The Comotion GroupのDan Ackerman Greenberg(スタンフォードFacebookクラス!)の記事が。Youtubeで恣意的に数10万のビューを稼ぐ方法をおおっぴらに(もちろん全部ではないでしょうが)公開しています。このネタを情報商材にして売り出す輩が出てきそう。

“バイラル”動画の仕掛け人が明かす9つの秘策

僕はこの1年、宣伝プロモートの動画を真のバイラルビデオにする極秘のマーケティングキャンペーンを仕掛けてきた。本稿では僕が任務遂行のため使ったテクニックの一端をみなさんにご紹介しようと思う。任務というのはつまり、クライアントの“バイラル”動画に最低10万の視聴者を確保することだ。

このうち、「秘策-7.  動画は全部一斉同時リリースだ!」が参考になったので紹介。バイラル動画だけではなくほかにも応用できそう。

クライアントはよく、「動画は5本あるから数日置きに1本ずつリリースしていきましょう。それなら視聴者も次の動画が楽しみになるだろうし」と言ってくる。

でもこれはYouTubeマーケティングの観点から言うと間違い。動画が複数あるなら僕らは全部一度に投稿してしまう。最初の動画を観た誰かが「面白いのでもっと他のも観たい」と思ったら、次の投稿まで何故待たせる必要がある? 先回り必勝、全部先に出してしまえばいいのだ。ユーザーが5本全部一度に観たいと思ったら、サイトにクリックスルーを説得する確率はグンと上がる。逆にこの機会を逃したら二度と次の4本を観る機会など巡ってこない。だからうちでは、最初の動画視聴後、相手を待たせることはしないのだ。

それから、秘策-6のところではっきり明言してますが、やっぱりそうですか。そうですよね。炎上要員。

自分の動画視聴数を最大に持っていきたかったら、一番良いのは動画下にあるコメント欄を何かの議論で荒らすことだろう。うちのオフィスでも炎上要員が何人かいて、一日中ログインしっ放しで荒らしのコメントを右から左から書いている

いくつかサンプルが貼られていますが、冒頭のやつがつぼでした。


追記:やっぱりというか、騒動気味になった様子。
「バイラル動画の秘密」フォローアップ—Danが釈明のひと言


♪ Detour Ahead / Bill Evans Trio