Butterfly only knows.

札幌のデザインマネジメント会社社長のブログです。

川端康成『古都』より

手帳に悩む。

 ミーティング時のノートパソコンの使い方について以前書きましたが(このエントリー)、これはあくまで議事録ドリブンな会議手法がとれる場合において有効な話で、状況によってはやはり手帳にメモするというスタイルを取らざるを得ないことが往々にしてあります。

 で、この手帳について目下のところ、迷宮を孤独に彷徨うがごとく迷い続けています。ここ数ヶ月で何冊試したでしょうか。いずれもしっくりこない、というか、おおむね手に余すという結果です。

 手帳の役割としては、

といったところが主なものだと思いますが、今のところ手帳を充分に機能させることができていません。

 一番の問題は、スケジュールやGTDをブラウザ上(つまりオンライン上)で管理しているので、それと紙に書かれた情報との整合性の問題。後で改めて入力する手間が発生したり、逆に手帳に書き写したりする手間があり、非常に無駄な気がしますが、この場合、手帳は単なる一時的な記録バッファであり、書ければ何でもいい(チラシの裏でも)わけです。必然的に求められる形態は、比較的に大きめで、罫線なども最小限(あるいは無地)の手帳ということになります。

 そう思い、14cm×20cmサイズの革表紙の手帳(ソメスサドルのオーガナイザー)を一時期使っていましたが、これが、重い。大きい。チラシ裏でもいいものにしては立派すぎて持て余しました。現在は社内でのみ使用するぐらいで、クライアント先には持っていっていません。

 反省を踏まえ、小型のものにチェンジ。丸善オリジナルのシステム手帳にしてみましたが、思いのほか文字が書きにくい。小さいのでどうしても片手で保持しながら書くことになり(新聞記者を想像していただければ。)、どうも打ち合わせというよりはご用聞きスタイルになってしまいます。それにメモ主体の使い方にしては機能が多すぎる。そういうわけで、ほとんど出番無く、終了。

 その後、性懲りもなくMOLESKINの赤を衝動買いしたものの、なんと最初のミーティング時に同じ手帳を使っている人に出会ってしまい、急に使用意欲が0に。仕事用ではなく、プライベートのスケジュール管理と支出記録のための手帳に役割変更しました。

 というわけで、今はたんなるB5の大学ノート最強な状態です。むしろジャポニカでいいぐらいの勢いです。

 どなたか優れものの手帳があったらぜひ教えてください。

    • スリムで、ノートPCと一緒に鞄に入れてもあまり重くなく、かさばらないこと
    • フリーフォーマットでわさわさ書き込めること
    • 後からリファレンスがしやすいこと(付箋は好まない)
    • 同じのを使っている人とかち合う率が低いこと

といったところがリクエストです。


♪ Stella by Starlight / Stan Getz